「人の遺灰と廃棄されるカキの貝殻の粉末から人工の岩礁をつくる」というアイデアが英国で生まれた。遺体を火葬するごとに、約400kgのCO2が排出されている。人の遺灰とカキ殻の粉を混ぜて化合物にし、3Dプリンターを使って岩礁をつくり、それを海中に設置することでCO2を吸収できるという。岩礁1つにつき、約2267トンのCO2を吸収、水質を改善しながら海中のおよそ16の海洋生物の生存環境を守っているという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。