タイ北部の古都チェンマイに、竹を使った世界最大の学校などの建築物がある。竹は軽量だが、スチールより引張強度があり、風や地震に耐えうる。断熱性にも優れており、竹でできた屋根は建物内部を涼しく保ってくれるという。竹を使って50年ほどの耐久性のある建物を作ることができ、竹を建築物に使用する際、化学薬品は一切使用されていない。建築工程でも耐久性を高めるため、釘やスクリュードライバーを使わず、竹でそれぞれのパーツを繋げている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。