国全体で35,000キロもの自転車道がある自転車大国オランダには、世界初となるリサイクルトイレットペーパーで舗装された自転車道がある。雨の多いオランダでは、水はけの良い道路が必要であり、それを作るための材料を固定するのに廃水に含まれるセルロースが役に立つ。「汚物」というイメージのある廃棄物から、美しい道路が作られている事実は、多くの人を驚かす。一方、様々な廃棄物から出るセルロースは供給過多であるため、エネルギー源など他の用途も模索されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。