大海には海流の循環によりゴミが特に集中するゴミベルトと呼ばれる場所が存在する。オランダの非営利団体The Ocean Cleanupは、ハワイとカリフォルニアの間に広がる太平洋ゴミベルトに浮かぶゴミを5年で50%減らす装置を開発した。この装置は600mにおよぶ浮きと、その下に取り付けられた水深3mまで届くスカート状の部分ででき、ゴミを囲うようにして集めていく。海流がスカート状の部分を押すことで装置は自然とU字型になり、ゴミは囲いの中央に集まっていく仕組みである。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。