世界には正式な住所がわからない、住所があてにならない場所もあれば、そもそも住所がまったく存在しない場所もある。イギリスの会社what3wordsはこの課題を克服するため、まったく新しい方法で世界中の位置情報を決める仕組みを考案した。同社は世界全体を57兆個の、3メートル四方の正方形に分割し、それぞれの正方形に「テーブル、ランプ、スプーン」といった異なる3つの単語を割り振った。このシステムなら、「ある住所の中のこの位置」という部分まで伝えられるため、住所がはっきりしている場合にも役立つ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。