オーストラリアのカンタス航空が、世界で初めてバイオ燃料を使ってアメリカ―オーストラリア間の直行便を運航した。バイオ燃料の10%はマスタードシードから採れたオイルを用いており、再生可能な燃油を生産し、既存の燃料と比べて1万8000キロものCO2を削減できる。燃料の一部に使われているマスターシードは一般的な作物が育たない時期に育つため、土地を有効活用することができる上、高タンパクで家畜の飼料として使え、さらには畑の土壌を良くする効果まである。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。