オリーブオイルの製造過程では、大量の廃水が発生するという問題がある。廃水は水路を詰まらせ、飲料水汚染と生態系に影響を与える恐れがあり、土壌の肥沃度を低下させ、収穫高も減少させる。その課題を解決すべくアメリカ化学協会が、この廃水をバイオ肥料・燃料、そして安全な農業用水に変えるプロセスの開発に成功したことを発表した。彼らの技術を用いると、廃水の中から農業に必要な肥料、および木炭を採取することができるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。