廃棄された炭素繊維(カーボンファイバー)をリサイクルして透水性コンクリートに加え、強度を高める舗装方法。透水性コンクリートは、雨水を道路下の地面に浸透させることができ都市圏における洪水の制御に有効である反面、強度面で課題がある。そこで、超軽量で強度に優れるが、生産量の30%が廃棄処分されてきた炭素繊維を、透水性コンクリートに混ぜることで、通常のコンクリートと同等の強度を実現した。ボーイングの製造工場から出た炭素繊維のゴミを再利用している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。