捕獲目的以外の魚や、ウミガメ等の保全すべき海洋生物の捕獲を減らすため、スタンフォード大学研究チームが「EcoCast」というソフトウェアを開発した。漁業管理者が指定する漁師が避けるべきエリアには、生物の動性が反映されておらず、保全すべき魚が保護区域から出て漁業網にかかってしまうことがあった。そこで、衛星データや地図、漁師の観察記録を組み合わせて、1日ごとに最適な漁場を表示するEcoCastが開発されたのだ。EcoCastは、これまでのシステムに比べて、10倍も効率良く種を保全できるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。