ガーナにある世界最大の電子廃棄物捨て場である「アグボグブロシー」に住む人々は、有害な煙にさらされながら電子廃棄物を燃やして手に入る金属を売り暮らしている。アーティスト・長坂真護さんは、そこのゴミをアート作品に使うことで、物理的にガーナのゴミを減らし、数十万円以上で販売した作品の利益をガーナに還元することで、現地の人々の生活の質を向上させる。先進国の人が排出したゴミを使ったアートを先進国の人が購入することで、ガーナのゴミ問題が解決されるという循環の仕組みを作り出している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。