米パデュー大学で、周囲の環境変化を知覚する「インテリジェント・コンクリート」の開発が進められている。道路に埋め込んだセンサーから得られるデータにより、舗装工事後に道路を開放するのに最適な時期を調べたり、コンクリートの状態を継続的に追跡し、道路や橋に補修が必要な時期を正確に把握したりできる。これらの技術を活用すれば、交通量の少ない車線を特定し、交通を分散させることも可能。新たな車線を追加せず、今ある道路を活用した、より適切な交通制御ができるようになる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。