ロンドン北部イズリントン地区で進められている、地下鉄から発生する排熱を家庭や企業の暖房として活用する世界初のプロジェクト。現在、ロンドンの暖房需要の38%を満たすほどの熱が地下鉄で浪費されていると推定され、これを活用する。イギリス政府は30年以内のカーボンニュートラル必達を掲げ、2025年以降の新築の家へのガスボイラー設置を禁止しているため、排熱が冬場の代替熱源となることが期待される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。