魚を食べるときに捨てる鱗や皮から生分解性バイオプラスチック「マリーナテックス(MarinaTex)」が開発された。その見た目は半透明でやわらかく、使用感はまさにプラスチック。強度もあり、ビニール袋によく使われているLDPE (low-density polyethylene)よりも高い張力耐性がある。特殊な条件下でなくても生分解されるのが特徴で、家庭でコンポストしても4~6週間ほどで土に還る。製造の際に必要な温度は100度以下と低く、生産にかかるエネルギー量も少ない。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。