東京理科大学研究チームが工場や農場などから出る有機廃液(汚染水)を光エネルギーで浄化し、同時にその汚染水から持続可能なエネルギー源となる水素を取り出すことに成功した。このプロセスには鉄サビが使われ、水素の生成量が酸化チタンを使う場合に比べて25倍になることを実証した。水素は、燃料電池などに利用でき、CO2を出さないためクリーンなエネルギー源として注目されている。太陽光と鉄サビで汚染された水を浄化し、安心・安全な水の確保が可能となる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。