スウェーデンのアトリウム・ユングベリ社が発表したストックホルム・ウッド・シティ計画は、広大な敷地に2,000戸の住宅と7,000のオフィススペース、レストランや店舗を全て木造で建設する計画だ。木材は断熱性に優れ、CO2の吸収量が多いが、同時に森林伐採の問題も付随する。スウェーデンは森林が豊富で、持続可能な植林が可能とされるが、原生林の伐採が進むと生態系への悪影響も指摘されている。木材の利用には環境面での配慮と調整が求められている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。