スウェーデンの鉄鋼メーカーSSABは、化石燃料を使用しない世界初の鉄鋼技術「HYBRIT」を開発した。製鉄プロセスにおいて化石燃料を使わないことで、CO2排出量を大幅に削減できると期待されている。炭素の塊であるコークスの代わりに水素を使うことで、水素と酸素が結びついて水に変わり、CO2が発生しないしくみ。同技術により、スウェーデンの総CO2排出量を約10%、フィンランドでは約7%削減できる可能性があるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。