米国サンフランシスコのスタートアップ「Primitives」が、藻類から作られたフィルムを開発した。これは、生産段階での環境負荷が小さく、一般的なプラスチックよりも酸素を通しにくく紫外線の遮断率も高いため、食品の保存に適している。同素材は2020年内に包装素材として商品化される予定だが、素材の特性を活かして周囲の環境に応じて色や形が変わる機能を追加することで、まだ食べられるにもかかわらず賞味期限切れによって廃棄される食品ロスの削減も目指す。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。