オランダ・デルフト工科大学の学生ジェリー・ド・ボス氏が発明したのはプラスチックの分別が簡単にできる「プラスチック・スキャナー」だ。プラスチックの中でもPET、ポリエチレンやポリプロピレンなど種類が多いことから、特に途上国ではプラスチックのリサイクルが困難な状況にある。プラスチック・スキャナーを使えば何のプラスチックかが判別でき、リサイクルの促進や廃棄物の削減につながる。途上国の人々が手軽に使えるよう、安価でシンプルな構造になっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。