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水不足のスペインで作られた、4分しばりの「シャワー専用」プレイリスト

スペインのバルセロ・ホテル・グループは、宿泊客がシャワー中に水を節約するため、4分程度の曲が入ったプレイリスト「Song 4 Showering」をSpotifyで公開している。宿泊客はホテルのシャワールームでQRコードをスキャンし、プレイリストにアクセスできる。同社は水の効率的な利用を促進するために技術ツールの導入や再利用システムの投資を行っており、従業員や宿泊客、子供たち向けの環境意識向上プログラムも展開している。

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ごみ拾いをしながら無料でカヤックを楽しめる「イタメリプロギング」

フィンランドの首都ヘルシンキで展開されている「イタメリプロギング」は、カヤックを使いながら海のごみを拾うエコアクティビティだ。ヘルシンキエリアには約4か所のカヤックポイントがあり、予約をしてカヤックを無料で楽しむことができる。プロギング参加者は海中のごみを拾いながら計測し、リサイクルセンターに輸送する。この活動を通じて、地元住民や観光客は海洋ごみ問題を五感で体験し、環境意識を高めている。

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エベレストのごみを登山客が集めてお土産にする「ヒマラヤから」

「Carry me back」プロジェクトは、ヒマラヤ地域での廃棄物管理システムで、地元住民や観光客が山に捨てられたごみを指定のごみ箱まで運び、それをリサイクルセンターに輸送する。同プロジェクトには「From the Himalayas」もあり、リサイクルされたごみの中からペットボトルのキャップを取り出し、ヒマラヤのスケールモデルを製作してお土産として販売する。その売上が「Carry me back」の運用資金に充てられている。

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ごみの量に応じて支払金額が変わるシステム「PAYT」

フランスではPAYTと呼ばれるごみ処理制度が広まっており、各家庭のごみ箱にマイクロチップを取り付け、ごみの重量に応じて料金が発生する仕組みが採用されている。この制度により、スマートフォンのアプリと連動して市民は自分が出したごみの量を簡単に確認でき、地方自治体は収集データを活用してごみの発生量を把握しやすくなっている。導入地域では一般廃棄物の30~50%の削減が実現している。

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亡き人に手紙を届ける「天国への郵便ポスト」

10歳の少女、マチルダ・ハンディが祖父母に手紙を書きたいとの思いから生まれた「天国への郵便ポスト」が英国国内の40ヶ所以上で設置されている。手紙は約3,000通以上投函された。ワーリントンという地区では、手紙は生分解性の野花の種が入った紙に書かれ、その後庭に植えられる。一方、オックスフォードやファリンドンでは、天国ポストがいっぱいになったあと、プロジェクトを管理するチームが手紙を開かないまま、墓地に埋葬される。

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消えた古代言語をAIで蘇らせるYouTubeチャンネル「Equator AI」

YouTubeチャンネル「Equator AI」は、AIを活用して古代の言語を再現し、様々な時代の衣装を身にまとったリアルな人物が登場する動画を公開している。ラテン語、古代ギリシャ語、古英語、アッカド語など様々な言語が紹介され、語学学習者だけでなく娯楽として楽しむ人もいる。また、古代日本語の発音も一部紹介されており、歴史や言語を身近に感じさせる試みとなっている。

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ジャガイモの茎で作られた服の繊維「Patacel」

英国のスタートアップ企業fibeが、ジャガイモの茎から抽出した「Patacel」という繊維を開発した。コットンに近い性質を持ち、手触りが良いという。環境負荷の少ない素材として近年注目を集めている麻やジュートと比較して、有害な化学物質を使わずに繊維を抽出することができる。生産プロセスでは水の使用を99.7%、CO2排出量を82%削減でき、環境負荷を軽減できる。また、服を着なくなった後はリサイクルやコンポストができるという。

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盗まれた文化財だけを展示する、ユネスコの「バーチャル博物館」

「盗まれた文化財のバーチャル博物館」と呼ばれるプロジェクトが2025年に誕生する。52,000点以上の盗難文化財のデータベースを活用し、バーチャル空間で盗難文化財を鑑賞できる。一部の博物館では文化財の所有権が問題となっている。しかし、バーチャル博物館はネットワークの環境さえあれば誰でもどこからでもアクセスすることができ、保管場所という名の所有権に縛られることはないのが利点だ。

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空から降る魚を商品化「ヘブンフィッシュ」

広告会社のオグルヴィ社はリーガルスプリングス社と協力し、「ヘブンフィッシュ」ブランドを立ち上げた。天候によって発生したサイクロンが海から魚を吸い上げ、乾いた土地に魚の雨を降らせるファフロツキーズ現象によって空から降ってきた魚を冷凍し、ヘブンフィッシュとしてホンジュラス全土に販売する。90以上のレストランと80以上の食料品店で販売されており、地元住民の給料は400倍まで増加した。

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オーストラリアで40年続く環境教育パーク「CERES」

メルボルンの都会に溶け込む環境教育パーク「CERES」は、都市型農園、カフェ、食料品店、本屋などがある複合施設だ。環境教育プログラムやワークショップも充実している。元々、失われた自然や動物を呼び戻すための植樹活動やメリ川の浄化が行われ、環境教育の拠点として発展した歴史がある。現在は様々な社会的事業を展開し、非営利団体として環境教育と持続可能な生活の推進を追求している。

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