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フランスで始まった、生ごみの分別を義務付ける規制

フランスでは生ごみの分別規制が導入され、リサイクル、ガラス、その他の3種類に分けられる。これまで事業者にのみ義務付けられていた生ごみの分別が2024年から国民全体に拡大し、自治体は生ごみ専用ごみ箱や公共の収集設備、コンポストなどを提供し、分別された有機廃棄物は堆肥化やメタン化されて再利用される。しかし、規制の浸透はバラバラで、生ごみ用の設備が整っていない地域もあり、誤った情報が混乱を招いている現状もある。

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タイの漁村が始めた、地域経済を盛り上げるエコツーリズム

タイのアンシラ漁村に位置する「アンシラ・オイスター・スカフォールディング・パビリオン」は、伝統的なカキ養殖場と海上エコツーリズムの一環として設計された。パビリオンは2層構造で、海中が養殖場で、水上が観光スペースとなっており、伝統的な建築技術と地元の持続可能な素材を使用している。漁師たちは観光客に新鮮なカキやムール貝を提供し、海上で育てた魚介類を楽しむ「海からテーブルへ」の食事体験が提供されている。

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資本主義への疑問を歌う音楽アルバム 「過激な豊富さ」

英国のシンガー・ソングライター、ヴィクトリア・ヒュームが、経済人類学者ジェイソン・ヒッケルの脱成長論に触発され、楽曲アルバム「Radical Abundance」を制作した。ヒュームは「LESS IS MORE」からの学びや4人の共感するアーティストとの対話をもとに、資本主義の特徴や「なぜ成長し続ける必要があるのか」という疑問を音楽で表現している。アルバムには、耳に残るメッセージを込めた楽曲が9曲収録されている。

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ポジティブなニュースだけを載せる看板「Positive News」

英国では「Positive News」と呼ばれるメディアが、Clear Channel UKと提携して街のデジタル広告スクリーンに3,500以上の明るいニュースを表示する取り組みが始まった。これにより、英国全土に元気づけるニュースが広がり、厳選されたポジティブな内容が街頭で視聴者に届く。トピックは一般的なメディアではあまり取り上げられないが、前向きで進化している組織やコミュニティの活動が紹介される。

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孤独解消するための「おしゃべり歓迎」買い物かご

Oma’s Soepが企画した緑色の買い物かごは、「おしゃべり歓迎」をコンセプトに孤独感を軽減する試みだ。この取り組みが導入された食料品店では通常青色の買い物かごだが、緑色のかごには「楽しいおしゃべりを歓迎します」とのメッセージがあり、これを選んで持つことが「話しかけてもOK」というサインになり、おしゃべりをしたい顧客同士がつながれるという仕組みだ。特に年配の顧客がこのかごを通じて積極的に交流している。

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耕作放棄地を公園にする「SOIL to SOUL FARMPARK」

株式会社苗目は、千葉県鴨川でエディブルフラワーやハーブの栽培、里山の整備、古民家の改修、シェアファームの運営など、自然を再生させながら人と自然がつながる場所を創り出している。最近では、子どもたちが楽しみながら環境に触れ合える場所を作りたいとの思いから耕作放棄地から公園をつくるプロジェクトに取り組む。小さな範囲からできることを大切にし、持続可能で広く受け入れられる活動を模索している。

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英国チャートで史上初の一位を獲得した、気候危機を歌う曲「 We Tried」

環境保護団体「ジャスト・ストップ・オイル」の活動家ルイーズ・ハリスが「We Tried」という楽曲を制作し、リリース後1週間で首位になった。歌詞は気候危機の状況を表現し、私たちが行動しなければ訪れる未来に警鐘を鳴らす。彼女は環境問題に関する抗議活動により逮捕・勾留された過去があり、気候危機の激化と政府によって適切な措置がされないことに対する悲しみ、絶望、怒りを音楽で表現したという。彼女はこの収益を全て気候変動対策に寄付する予定だ。

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サステナに無関心な社員も巻き込む環境アクションアプリ「susGain」

シンガポール企業のsusGainは、企業や教育機関向けにサステナビリティを促進するプラットフォーム「susGainアプリ」を開発した。エコな行動にポイントを付与し、そのポイントを植樹や清掃などに寄付する仕組みだ。アプリはわかりやすいビジュアルでデータを提示し、例えばごみ分別のアクションでは写真をアップロードしてポイントを獲得する仕組みを導入した。企業や団体が共同で目標を設定し、行動変容を促進する一助となっている。

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目の見えない生徒でも視覚以外の感覚で教室の違いがわかるインドの学校

インドのガンジナガルにある盲目および視覚障害のある子ども達のための学校では、視覚以外の感覚も情報源として取り入れ、誰もが過ごしやすい空間づくりを体現している。たとえば、場所によって廊下の幅や高さを変えて話し声や足音の響きに違いを生んだり、ドアや家具などにははっきりと異なる色が並ぶように配色したりしている。こうしたデザインは、子ども達や教師の声も取り入れながら実装された。

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ネット上での人種差別に立ち向かう情報サイト「サイバー・コレクティブ」

以前からサイバー攻撃が問題となっており、最もサイバー攻撃を受けやすいのはデジタル情報やツールを扱い慣れておらず、社会的に弱い立場に置かれている人々だ。そこで、研究組織「サイバー・コレクティブ」がウェブサイト上に「ハッキングされたら何をすべきか」「データブローカーからどのようにデータを消すか」といったブログ記事や動画を掲載している。他にも、デジタル社会の危険性やデジタルツールの活用法を学べる本や映画、ツール、団体などが紹介されている。

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