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廃棄される布やペットボトルから作られる救命胴衣「ボット・ライフジャケット」

英国の学生イーワン・モレルは、バングラデシュにアパレル工場を持つグローバル企業に対し、慈善事業として救命胴衣「ボット・ライフジャケット」の製造を提案した。救命胴衣の材料は工場から廃棄された生地でできており、コストを抑えて製造することが可能だ。救命胴衣の前面にペットボトルを3本、背面に1本入れるだけで簡単に浮くことができ、突然の水害に襲われても浮き輪の代わりになる。

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廃棄塗料を使ってごみ収集車をキャンバスに描く「ゼロウェイスト・アート」

ニューヨーク市衛生局(DSNY)は、公共プロジェクト「Trucks of art(トラック・オブ・アート)」と銘打って、ごみ収集車を自らの作品で彩るアーティストを募集している。同プロジェクトでは廃棄物ゼロを目指すため廃棄塗料のみを使用して作品を制作することが奨励され、市民に対し、廃棄予定の不要な缶・チューブ・スプレー塗料などをDSNYの特別廃棄物の持ち込み場所へ持ち込むように呼びかけている。

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スウェーデンの研究者が衣服の新たな素材として提案した「ポプラ」

スウェーデン農業科学大学などの研究者は、コットンの代わりにポプラの木から得られる繊維を使って、布を作ることを提案した。1トンの綿を生産するために多量の水や広大な土地を必要とするが、ポプラは農業生産性が低いという特徴を持つ「マージナルランド」で栽培できるため、本来他の用途で使えるはずの土地を切り開いて繊維の生産のためだけに使うことはないという。また、ポプラはコットンほど多くの肥料や水を使わなくても育つため、環境負荷を軽減できる。

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自宅でのアート鑑賞で高齢者の孤独を和らげる「バーチャルミュージアム」

高齢者がオンラインで美術館の展示を鑑賞する「バーチャルミュージアム」の実験がカナダで行われた。モントリオール美術館のバーチャルツアーに週1回参加するグループと何もしないグループに分けたところ、ツアーに参加した人は参加していない人と比べて、参加者の社会的孤立、ウェルビーイング、QOL(生活の質)、フレイル(虚弱状態)などの各項目のスコアが大きく改善したという。高齢者の孤立が問題となる中で、バーチャルミュージアムの可能性に期待がかかる。

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暗闇の中で食事するパリのレストラン「Dans le Noir?」

仏・パリにあるレストラン「Dans le Noir?(暗闇の中)」は、何も見えない真っ暗な空間で食事をするレストランだ。視覚がなくなることでより本質的なコミュニケーションをとったり、食を違った角度から見ることができたりするなど、ユニークな経験を提供する。また、同レストランでは季節メニューに有機野菜と果物を80%使用し、食品廃棄物はリサイクルしているなどサーキュラーエコノミーを意識したレストラン運営をしている。

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スウェーデンのマクドナルドのドライブスルーで結婚式を挙げられるキャンペーン

スウェーデンの一部のマクドナルドは「ドライブスルー」で結婚式を挙げられる機会を期間限定で提供した。ドライブスルーのカウンターを結婚式用に飾り付け、カメラマンや見物人も手配。当日は約30組のカップルがここで愛を誓ったという。マクドナルドがこの取り組みを通して伝えたいメッセージは「愛は、難しくあるべきじゃない」。良好なメンタルヘルスを保つために愛する人とのつながりを実感したり、自分が「楽しい」と思うことをしたりすることが大切だという。

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多様な体型のためのスポーツウェアブランド 「kelluna.」

フィットネスウェアのブランド「kelluna.(ケルナ)」は、紛争で夫や息子を失ったスリランカの女性たちを雇用してフィットネスウェアを製造販売している。ブランドを立ち上げた前川氏は購入者である日本の女性たちに向けて「自分自身を大切にしてほしい」という想いから「セルフラブ」をテーマにし、積極的にプラスサイズのモデルを起用するなど等身大の女性たちの姿を発信している。

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西アフリカの伝統を大切にするアパレルブランド「AFRICL」

日本のアパレルブランド「AFRICL」はベナンで数百年の歴史を持つ染めの技術「バティック」を用いた商品を展開する。当初、職人が染めた布から選んでAFRICLで商品化をしていたが、日本の暮らしにより馴染む形でベナンのバティックを楽しめるものづくりをしたい、製品自体が持つ価値を上げたいという想いから、期間限定でベナンのバティックと漆芸・重彩染・京表具という3つの工芸がコラボレーションしたアイテムを販売する。

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歩きスマホの防止が期待できる「地面に映る赤信号」

香港の運輸署は2022年7月、歩行者が赤信号で横断歩道を渡らないよう、横断歩道の待機場所を赤くライトアップし、歩行者の気づきを促す取り組みを始めた。待機場所を赤くライトアップするLEDライトは延長アームを使って信号機に水平に取り付けられている。青信号のときはLEDライトは点灯しない。LEDライトは、あくまでも信号機の役割を補佐する装置であり、信号機を代替するものではないという。

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中央アフリカの遊牧民の子供のための移動式スクール

レオナード・ガマイーグ氏がチャドで移動式の青空教室を始めた。チャドには遊牧民が多くいるが、遊牧民の子供の就学率は1%未満と低い。同氏は、約2か月ごとに場所を変える遊牧民グループの後を追い、70人あまりの子どもたちに授業を提供する。授業に必要な道具は、財団などからの支援を受けて用意している。同スクールを通して保護者が学校教育の重要性を理解するなど、保護者の考え方にも変化が表れ始めているという。

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