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プレー中の記録でストレス状態を診断できるビデオゲーム「Thymia」

英国のThymia社がビデオゲームを通して患者の細かな精神状態を把握しやすくするサービスを開発した。患者がビデオゲームをプレーすると、プレー中の顔の表情の変化や話し方のパターン、反応時間などが記録される。その記録をAIが分析し、患者の精神状態を調べられるという。このデータが問診となり、次に患者はデータを携えて病院で医師の診察を受けるしくみ。患者は治療期間中も継続してゲームをプレーすることで、身体の状態と精神状態をより詳細に理解できる。

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スウェーデンの「とにかく捨てない」日本食レストラン 「Enjoy Bazaar」

スウェーデンの日本食レストラン「Enjoy Bazaar」。環境に配慮された創作料理が提供されているのに加えて、カトラリーから家具に至るまで、店内のほぼすべてのものがリサイクル素材でつくられている。たとえば緑色の椅子は50%のリサイクルされた漁網と50%の木材繊維がその素材となっている。使い古されて寿命がきた椅子は、シュレッダーなどで処理ができ、細かくなった粒は、壁面パネルや椅子などに成形が可能だ。

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CO2排出ゼロのカーボンニュートラルな卵「プラネットフレンドリーエッグ」

英国の大手スーパー・モリソンズは、カーボンニュートラルな自社ブランド卵「プラネットフレンドリーエッグ」の販売を開始した。大型の風力タービンとソーラーパネルが備わる農場で生産されており、再生可能エネルギーを用いることで生産過程で排出される二酸化炭素の排出量を抑えつつ、やむを得ず排出してしまう分は農場内に木を植えることによって相殺しているという。また、従来エサとして使われてきた大豆の代わりに、昆虫や、地元で栽培された穀物を鶏に与えている。

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着て歩くだけで発電できる、太陽電池を織り込んだ布

英国のノッティンガム・トレント大学の研究者が「太陽電池を織り込んだ布」を発表した。縦5ミリメートル、横1.5ミリメートルの太陽電池がたくさん織り込まれており、これを使って服や鞄を作ることができる。技術的には、服を着て外を歩くだけで、自分で電気を作ることが可能。1,200個の太陽電池が織り込まれていれば、携帯電話やスマートウォッチを充電するのに十分な量の発電ができるという。

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世界各地の貧困地域に現れる「3Dプリント住宅」

米国のICON社は3Dプリント住宅を使った貧困地域への支援を行っている。3Dプリンターを使うとコストが安いため多くの住宅を供給できるほか、高い断熱効果がある同社製の住宅を提供することで、暑い夏も寒い冬も、エネルギーを使わずとも快適な暮らしが実現できるメリットがある。同社が独自に開発したポータブル3Dプリンターで、エルサルバドルやハイチの農村地域など、エネルギーの安定供給が難しい地域で3Dプリント住宅を提供している。

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ブラジルの女性たちがつくる辞書「One-Word Dictionary」

チョコレートメーカー・ハーシーズは「HER FOR SHE」プロジェクトの一環として「女性同士の連帯」を意味する「sororidade」という単語だけの辞書を制作した。自己実現を望む女性にとって重要な言葉として注目されているが、ブラジルの辞書にはほとんど載っていないためだ。また、同プロジェクトでは限定パッケージのチョコレートバーを販売し、袋にプリントされたQRコードを読み取ると多様な場面で活躍する女性たちのストーリーを知ることができる。

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廃棄される風力タービンをグミにリサイクル

風力タービンの羽根の部分であるタービンブレードはリサイクルが難しく、寿命を迎えると廃棄されているのが現状だった。そこで米国・ミシガン州立大学の研究者らは、タービンブレードを捨てずにリサイクルするために新たな複合樹脂を開発した。この複合樹脂は窓や車のテールランプなどにリサイクルできるほか、グミやキャンディー、スポーツドリンクなどの飲食料品にもリサイクルできるのだという。

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木にハグするフィンランドのイベント「ツリーハグ世界選手権」

フィンランド北部のラップランドにある森で「TreeHugging World Championships(ツリーハグ世界選手権)」が開催された。国土の7割が森林で覆われたフィンランドにとって、森や木はとても身近な存在である。普段の仕事や街の喧騒から離れて、少しでも木を抱きしめることが、人々にとってのストレス解消になると主催者が考えたためだ。競技種目はスピードハグ、ひたむきハグ、フリースタイルの3種類がある。

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漁業の課題をみんなで考えるプロジェクト「丘漁師組合」

漁師などプロが抱える海の課題をみんなで考えるプロジェクト「丘漁師組合」。たとえば収穫しても一般の人々が料理で使うのはなかなか難しい未利用・低利用魚の活用にも注力しており、「FabCafe Nagoya」と低利用魚メニューを開発するなど、多くの人たちにこの問題を発信する活動を展開している。また、丘漁師組合ツアーの開催にも取り組む。現地に赴くことで海の問題の解像度を高めると現地の住民たちとのコミュニケーションも変わるという。

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都心にいても地域の農家と繋がれる「CSA LOOP」

株式会社4Natureが運営するプラットフォーム「CSA LOOP」は、自宅から出る生ごみをコンポスト(堆肥化)して農家に提供し、その土で育った野菜を食べるという食の循環をつくっている。農家と消費者の距離が近づくだけでなく、農家は事前支払いで売上が安定しやすくなるメリットがある。また、たとえば野菜のプラ包装について農家と消費者が話し合って解決策を見つけるという新たな形が生まれ始めている。

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