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自給自足&ゼロウェイストを実現する住宅「Future Food System」

オーストラリア・メルボルンの中心地に、自給自足かつごみを出さない廃棄物ゼロ生活を可能にする住宅が建設された。3階建てで、2つの寝室と1つの浴室があるこの住宅は、住まいを提供するだけでなく食料を生産し、エネルギーを生成する。たとえばバスルームの隣にはキノコの壁を設置。シャワーの蒸気が壁を通り抜け、菌糸が繁殖しやすい湿度の高い環境を生み出している。キノコが二酸化炭素を発生させ、隣接する吹き抜けに住む緑に栄養を与えるのだという。

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パリで気軽にエコに取り組める施設「ラ・ルシクルリ」

パリにある「ラ・ルシクルリ」は駅舎をリノベーションし、現在はバー、レストラン、修理エリア、農園として使われている。レストランでは循環を体感できる仕掛けが施されており、たとえば食べ残しをリサイクルに回すため、食糧廃棄専門のバケツに入れる。農園にはコンポストトイレやアクアポニックス、コンポストコーナーがある。誰もが気軽にエコを実践できるような工夫がちりばめられている。

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配達バッグに広告を搭載した「DigiBag」

フランス・ドゥーイット社の「DigiBag」は、配達バッグに取り付けられたスクリーンで、地域の特色や歩く人々などの情報を収集しながらその場にぴったりな広告を届けている。配達員の低賃金問題が顕著であり、フランスの配達員の約6割が貧困ライン以下の生活を送っていることが背景にある。ドゥーイット社は配達で走った分に応じた広告収入を与え、さらにフランス語の語学研修なども提供することで、より公正な賃金を目指している。

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建築物の木材として広葉樹を使った「森の端オフィス」

株式会社飛騨の森でクマは踊る(通称「ヒダクマ」)は、飛騨の広葉樹の活用の可能性を広げるために「森の端オフィス」を建設した。ブナ、ウダイカンバ、ミズナラ、ホオノキなどさまざまな広葉樹を活用している。木工加工で出るカンナ屑は断熱性があるため壁の中に入れて断熱材として利用し、さらに細かい屑はチップボードにしてテラスの壁や天井に入れている。また、「森の端オフィス」が建築物としての寿命を終えた後も木材を再利用できる。

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イラク戦争やシリア危機で傷ついた子ども向けの写真レッスン

シリア出身の写真家であるサリー氏は、心の傷を抱える子どもを対象とした、8週間の移動する写真教室「Sirkhane DARKROOM」を開催している。戦争や暴力を目の当たりにするなど、厳しい環境下で過ごした子どもたちが、写真を撮って伸び伸びと自己表現できる。写真教室はトルコの南東部、シリアとの国境付近で開催され、さまざまな村を訪れては写真を撮り、暗室で写真を現像する。最終週には写真を展示したり、フォトブックを作ったりするという。

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デート中の隠れたDVサインに気付かせてくれる広告

スコットランド警察は、DV加害者になりうる人たちに自らの言動を振り返り、「サイン」を見つけた場合は行動を起こし、事件を未然に防ぐことを呼びかけるキャンペーンを開始した。「被害後」ではなく「加害前」に着目し、DVの加害者になってしまう前に、自分の行動を意図的に振り返り、変えていくことを促している。なお、キャンペーンサイトには「自分の行動を変えないとどうなるのか?」といった、加害者にならないためのナビゲーションが用意されている。

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子どもの第三の居場所をつくる中国の木造図書館「坪坦書屋」

中国の木造図書館「坪坦書屋」は、地元の子どもたちが館内を元気に駆け回ったり、笑いあったりして、ふと気が向いたときに本を手に取れる図書館だ。ほぼ全て地元の木で作られており、地元の小学校の依頼により建てられた。香港中文大学の研究組織である「Condition_Lab」が坪坦書屋設計や建築に携わった。家でも学校でもない、子どもたちがリラックスできる第三の居場所になることを目指している。

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昆虫食の美味しさを伝える専門店「MUSHI-YA TOKYO ueno」

東京・上野にオープンした昆虫食専門店「MUSHI-YA TOKYO ueno」は、コオロギやカイコの串焼きなどさまざまな昆虫食を提供している。たとえばおすすめ商品の「大コオロギの串焼き」は塩コショウで味付けしたシンプルな料理で、肉の串焼きのような味がするという。同店の昆虫食は女性、子ども、外国人など、世代を問わず幅広い層に人気だ。なお、食用に養殖した昆虫を使用しており、安心して食べることができる。

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高校生によりリアルな職業体験を提供する「PJ’s Coffee」

米国のウォーカー・ハイスクールでは職業教育の一環として「PJ’s Coffee」というコーヒーフランチャイズの店舗を生徒たちが運営する。マーケティング、在庫管理、カスタマーサービス、広告戦略、接客などをすべて生徒に任せている。そのほか、ピザショップやスポーツショップ、信用組合の支店などがある。信用組合では、プロの従業員とともに、生徒がスタッフとして融資の相談やクレジットカードの発行といった銀行の通常業務を行っているという。

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市民がウクライナの文化財を3Dデータとして残す 「Backup Ukraine」

ウクライナでは、軍事侵攻により宗教施設や博物館、記念碑、図書館など文化財が数多く破壊されている。そこで、文化財の3D画像を残すデジタルアーカイブプロジェクト「Backup Ukraine」が始まった。同プロジェクトには3Dスキャンアプリを提供する米企業のPolycamや、ユネスコなどが関わっている。参加するボランティアの人々は、特別なトレーニングを受けなくても、自分のスマートフォンで簡単に未来に残すための3D画像を作成できる。

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