従業員向け、車相乗りインセンティブプログラム
ロンドンのガトウィック空港がはじめた、従業員を対象とした画期的なカープール(相乗り)通勤システム。自家用車で同僚と相乗りする従業員は、空港で優先的に職場に近い場所に駐車することができ、これにより炭素排出量を低減することができる。Faxiが提供するアプリで相乗りのデータを収集し、相乗りした従業員が優先駐車や燃料費をカットできるなど、得をするシステムを作り上げた。
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ロンドンのガトウィック空港がはじめた、従業員を対象とした画期的なカープール(相乗り)通勤システム。自家用車で同僚と相乗りする従業員は、空港で優先的に職場に近い場所に駐車することができ、これにより炭素排出量を低減することができる。Faxiが提供するアプリで相乗りのデータを収集し、相乗りした従業員が優先駐車や燃料費をカットできるなど、得をするシステムを作り上げた。
5大世界流通大手の一つであり、英国を中心にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどを展開するTESCOは、プラスチックごみを減らすために自社製品の水ボトルの容器をプラスチック製からアルミ製に一新した。これは英国のスーパーマーケット大手4社で初めての取り組み。「CanO Water」と名付けられたこのアルミ缶は、利用者の不便がないように、一度開封した缶を再び閉じることができるフタがついた優れものだ。使用後も水を入れて水筒として便利に利用できる。
不動産テックスタートアップCompassは、テクノロジーを活用してインタラクティブな表示ができる「For Sale」用のスマート看板を開発した。看板の近くで何かが動くと、それに反応してその物件を取り扱う不動産業者の名前が強調表示される。広告以外にも災害や犯罪などの危険が迫っている際、携帯電話を持たずに街を歩いている子供たちにもスマート看板を通じて救援メッセージや通報を発することなどもできる。
サーキュラーエコノミーの実現には経済のシステム全体を直線型から循環型に移行していく必要がある、と語る英国エレン・マッカーサー財団のマネージャーGerald Naber氏。同団体の提供する、あらゆる市場を超えてコレクティブに問題の解決に取り組む手段について取材した。サスティナビリティの実現に向け、企業や業界、国が垣根を超えた「協働」や、業界全体として一定の標準をつくる「標準化」を通して、システミックな活動が求められている。
MITのコンピュータサイエンスと人工知能研究所(CSAIL)の調査によると、カーシェアリングサービスを利用することで移動時間に大きな影響を及ぼさずに、ニューヨーク市内を走るタクシーの数を75%減らすことができることが分かった。その他にも、交通渋滞の解消や排気ガスやエネルギー利用の軽減、運転手の労働条件など、社会や環境に多くのメリットを及ぼすことが明らかになった。
AR(拡張現実)技術を使って遊びながら学ぶことができる世界初の知育テディベアをアメリカのSeedling社が開発。子供たちはスマートフォンやタブレットで無料のParkerアプリをダウンロードし、「Parker」と拡張現実の世界を楽しむことができる。「Parker」とともに、子供たちはお医者さんごっこを通して基礎的な生物学を学び、デジタルの読み書き能力を養い、拡張現実の魅力を探求する。危機的状況での思考と問題解決能力を育成し、感情移入を促進させることも可能となる。
自然保護に取り組むNGOのWWFジャパンと、社会課題データを活用してアート作品の創作を行っている「CHART project®」は、スイーツをモチーフとして地球環境の今を伝えるコラボレーション作品を制作している。スイーツを制作したのは、2年間のイタリア料理修行を経て「ものがたり食堂」を展開しているさわのめぐみさん。人間の消費活動が必要とする資源量が、地球が生産する資源量を上回っているという状況を、スイーツで表現した。
外国人雇用のサポート事業を手がける株式会社グッドマンサービスによる動画。「アイ アム フセイン―私はフセインです」という台詞から始まる動画を暫く見ていくと、このフセイン氏は、「かの」フセインではないと分かる。人種や国籍、性別だけでなく、「名前」というごく身近なものに対しても差別や偏見が存在すること、そのせいで就労が困難になる現実があることを示した啓発ムービーである。