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レストランが配達員に感謝を伝える専用休憩所「The Brake Room」

レストラン・チェーンのChick-Fil-Aは、ウーバーイーツなどの配達員のための休憩所「The Brake Room」をオープンした。デリバリーで日頃お世話になっている配達員に感謝の気持ちを伝え、彼らが必要とするものを提供することが目的だ。自転車置き場、お手洗い、座り心地の良い椅子、飲み物、Wi-Fiなどを用意しているという。フードデリバリーアプリを見せて、過去1週間以内に配達をしたことを示せば、無料で休憩所に入れる。

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南アフリカのアパルトヘイトを追体験できる「アパルトヘイトミュージアム」

南アフリカのアパルトヘイトミュージアムは、アパルトヘイトの被害者ではない人が当時を追体験できるよう、来館者に対して本人の人種にかかわらず「白人」もしくは「非白人」と書かれたチケットを渡すシステムを導入している。割り当てられた人種に応じて、白人用の入口から入るか、非白人用の入口から入るかが決まる仕組みだ。人種によって使える入口までもが違った、アパルトヘイト時代を再現している。

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AIが低予算のレシピを提案してくれる「インフレ・クックブック」

「インフレ・クックブック」は、AIが低予算のレシピを提案してくれるウェブサイトだ。自分の住んでいる地域、世帯の規模、1週間の食費を入力すると、今まさに価格の下がっている食品が10種類提示され、これらを使った1週間分のレシピが提案される。プロのシェフや栄養士が監修しており、レシピにはカロリーや調理時間も掲載されている。そのため、栄養価も高いヘルシーレシピをそれぞれの予算を最大限に活かしながら利用することができる。

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展示品の民族的背景を反映させた、マンチェスター博物館の「南アジアギャラリー」

マンチェスター博物館に常設展として英国初となる「南アジアギャラリー」が新装オープンした。プロジェクトの企画からキュレーションにいたるすべての工程で、南アジアコミュニティの意見が反映されている。ボランティアとしてプロジェクトに参加した30人は南アジアにルーツがある。それぞれが祖先から語り継がれたストーリーをもとに展示物をキュレーションし、聞きなじんだ音や、見慣れた色でギャラリーを作り上げた。

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路上のタイルを踏むと音が鳴るアート作品「Cimbalom Circle」

ハンガリー・ブダペストの路上には、音楽に詳しくない歩行者も演奏に参加できるアート作品「Cimbalom Circle」がある。路上のタイルを踏むと音が鳴る仕組みで、偶然その場に居合わせた人たちと、即興でメロディーを作ることができる。踏むタイルによって楽器が変わるのが特徴だ。見知らぬ人たちが自然と集まり、体を動かし気持ちを解放しながら交流できる場となることを目指す。

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街の高級化で排除される人を守る。ラテンアメリカ系社交クラブ「La Sala de Pepe」

米国のロウアー・イースト・サイドにあるラテン系の人のための社交クラブ「La Sala de Pepe」。かつてラテン系の人が集まる社交クラブは多く存在したが、街の高級化に伴い店舗の賃料が上昇し、社交クラブが激減したため、かつての文化の記憶を残そうと開業したという。同クラブでは、お年寄り、若者、アーティスト、アクティビストなどさまざまな人を歓迎する。人々は楽器を演奏したり、展示された写真を見たりして過ごす。

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学びのスタイルは自由自在。ミュージアムのような米国の小中学校

米国ペンシルバニア州のアーマンクレスト小中学校は、さまざまな美術館や博物館校内のデザインからインスピレーションを受け、学校に多くのインタラクティブな仕掛けを施した、ミュージアムのような学校だ。たとえば廊下は学習スペースにもなっており、床に曜日と時間を映し出すソーラーカレンダーの工夫がなされている。デザイン性だけでなく災害対策にも活用されており、気候変動による竜巻や暴風雨のためのシェルターとしても機能する。

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ブラジルの受刑者が社会復帰への道を探せる「食品ロス工場」

ブラジルのパラナ州が始めたのは、フードバンクも含めた食事の支援活動「Programa Comida Boa」。市場などで廃棄される野菜や果物のうち、状態が良いものを加工し低所得の家庭、病院、医療施設等に寄付する。また、州内の警察機関と連携して、受刑者たちに加工工場で働く機会を提供している。食品についての知識や加工技術を身につけ、受刑者たちの社会復帰がしやすくなることを目指す。

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「嫌い」の感情に向き合う電話ボックス

オーストリアの劇場Graz National Theatreに設置された電話ボックスは、個人が抱えるヘイト感情にどう対処するべきかアドバイスを聞くことができる、電話ボックス型のホットラインだ。ボックス内の電話帳には、さまざまな種類のヘイト感情とそれに対応する電話番号がリストアップされ、電話をかけると、今期劇場で上映される作品から引用された「嫌い」に向き合う人のためのメッセージを聞くことができる。

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ローンへのアクセスの不平等を是正するマイクロファイナンス「Kiva」

米国発のマイクロファイナンス投資「Kiva」は、事業ローンへのアクセスの不平等是正に取り組むNPOだ。Kivaの事業スキームはクラウドファンディングを活用し、世界中から資金の出し手を募るというものだ。Kivaのローンは無利息で手数料も一切取らないため、出資したお金は100%そのまま借り手にわたる。これまでに約80ヶ国の約460万人に対して合計18億円超のローンを行なっているが、借り手の約8割が女性で、弁済率は96.3%と高い。

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