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街に彩りを。雨の日限定、水中の生き物が浮かび上がる「Project Monsoon」

雨の日は空が灰色で、出かけるのも億劫になり店の売り上げは落ちる。韓国のソウルも普段は彩り豊かな街だが、モンスーン期間中は雨が降り街から色が消える。街に色を取り戻そうと、大学のクリエイティブチームは色の専門会社Pantoneの力を借り、雨が降ると道路に巨大アートが浮かび上がる企画Project Monsoonを立ち上げた。水に濡れると色が現れる特殊な絵の具で、水中の生き物が道の上を泳いでいる様子が描かれている。川の流れを尊ぶ韓国の文化から触発された絵だ。

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石油産業の変遷を象徴する、タンカーを再利用したアラブの新アイコン

世界情勢に伴って将来石油の需要が減れば、石油タンカーの需要も減る。役目を終えた石油タンカーを活用したいと、建築家のChris Collarisはペルシャ湾南部でタンカーを複合型エンターテインメント施設に再開発するプロジェクトTHE BLACK GOLDを提案した。イベントスペースや美術館、宿泊施設、プールまで収容する新しいアイコンとなると同時に、今後石油産業が衰退すれば、ペルシャ湾沿岸地域がかつて石油産業で栄えた時代を象徴する記念碑にもなり得る。

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水の使用量を減らすスマートホームシステム「Well」

水の使用量を減らそうとしても、自分がいつどこでどれぐらい水を消費しているのかわからないと具体的な行動にはつながりにくい。カリフォルニアに本拠を持つデザイン会社のMatterとエンジニアリング会社のMindtribeが共同開発したのは、自宅での水の使用量をモニタリングし、そのデータをリアルタイムで住人に知らせてくれるスマートホームシステム「Well」だ。家庭内の水道に取り付けられた複数のセンサーが水の消費量を計測し、そのデータがわかりやすいデザインでスマホアプリに表示される。

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便利さを手放し、より身軽に。通話だけの2台目の電話 「The Light Phone」

多機能な電話は便利だが、依存してしまったり、常にオンラインでいることに窮屈さを感じたりもする。 The Light Phone は通話に特化した電話で、インターネット接続はない。便利さを手放す代わりに、生活をより身軽(Light)にしようというコンセプトだ。単体でも使用できるが、開発者は「2台目の電話」という使い方を提唱しているため、メインの電話と同じ番号を使える。スマホの高度なテクノロジーを否定するのではなく、状況に応じて電話を持ち変えることで、人間らしさを取り戻すことが目的だ。

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ネズミが地雷を駆逐する。においで危険を察知する「HeroRATs」

60カ国以上が未だに地雷やその他爆発性物質の危険にさらされている。土地を有効活用できないと開発面および経済面での不利益が大きい。タンザニアに本部を置くNPOのAPOPOは、独自の「地雷探知ネズミ」を使ってスピーディーかつ安全に地雷除去を行う方法を確立。地雷除去のための特殊な訓練を受けたネズミが、優れた嗅覚を活かして実地で地雷を探り当てる。ネズミは体重が軽いため実地に放しても地雷を作動させず、また短時間で探知を終わらせることができる。

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IT業界に多様性を。自閉症者のためのプログラミングスクール「Coding Autism」

自閉症者の中には潜在的に高い能力を持つ人も少なくないが、国連のデータによると、成人の自閉症者の失業率は80%にも及ぶ。ロサンゼルスにある企業Coding Autismは、自閉症者ならではの特長を伸ばすプログラミングスクールを展開し、雇用につなげようと活動。自閉症者が将来的にIT業界で活躍することを想定し、必要なスキルとしてコーディングやウェブ開発などの訓練を施す。自閉症者の細かい作業や繰り返し作業に秀でる性質を活かすための方針だ。

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荷物タグが現地の音声ガイドに。機外に広がるKLMオランダ航空のおもてなし

飛行機に乗るときの預け荷物に付けられる荷物タグは、到着地ではゴミになる。KLMオランダ航空は、タグを別の用途で使えないかと考え、搭乗者がアムステルダムの空港を出たあとも役に立つ音声ガイド付き荷物タグ「Care Tag」を導入。このタグにはオフラインでも使えるGPS機能が付き、滞在者が街を散策していると場所に合わせた音声ガイドが流れる。荷物タグという紙切れにテクノロジーの力を足すことで、航空会社のホスピタリティを機内から機外まで拡張できるアイテムだ。

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コウモリのためのAirbnb。自宅を害虫から守ってくれる「BatBnB」

捕食者の数が激減するとその動物に食べられていた生き物が過剰に繁殖するという生態系の問題がある。アメリカのスタートアップPoint Line Plane LLCが作成したコウモリのための小さな家「BatBnB」を自宅の庭に設置すれば、コウモリが蚊などの虫を大量に食べてくれる。近年数が減少するコウモリにとっても、天敵から狙われにくい寝床で安全に繁殖できる。コウモリのためのAirbnb「BatBnB」は、生態系の保全に役立つ上、人間の暮らしも快適にしてくれる。

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ゴミを出す感覚で道端でリサイクルできるポリ袋「Goedzaq」

不要品をリサイクルするにも、店舗に持参したり、フリマアプリに登録して配送手続きをしないといけないなど、面倒に感じる人も多い。オランダのWAARMAKERSが開発したのが、ゴミに出すのと同じ手順でリサイクルに出すことができるポリ袋「Goedzaq」だ。不要品を袋に入れて道端に置くだけで、欲しい人は中に入っているものを自由に持ち帰っていいという意志表示になる。袋の片面は人が目を止めやすい黄色で、もう片面は外から中身が見えるよう透明になっている。

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遠くからリアルタイムでハグを届けるぬいぐるみ「Pari」

仕事が忙しい親と子や遠距離恋愛中のカップルなど、大切な人が遠くにいて寂しい思いをしている人は多い。アメリカの会社Parihugは、動物型のぬいぐるみPariを通して大切な人のハグを感じることができる仕組みを開発。このぬいぐるみを2つ用意し、1つは自分が持ち、もう1つを大切な人に渡し、片方の人がPariを抱きしめると、離れた所にいても、相手が持つPariにおだやかな振動が伝わる。同時にPariを抱きしめると、互いの心臓の鼓動も伝わる精度だ。

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