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地域の場づくりを担う「アイスクリームスタンド」

公共空間をより居心地がよく、賑わいと活気のある場に変えるプレイスメイキングの場として、アイスクリームスタンドが注目されている。人々が地域に惹きつけられる要因として交流の機会、地域のオープンさ、空間の美しさの3点に集約され、雇用や経済、治安面よりも、みんなが集まれる公園や遊び場があるほうが好ましいとされる。アイスクリームがすぐ溶けることからアイスクリームスタンドの周囲は常に人が集まっており、プレイスメイキングの場として期待される。

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夏の冷房から出る廃熱を、冬の「暖かさ」に変える研究

カナダ・マックマスター大学のエネルギー研究所のチームは、廃熱を収集・貯蔵し、寒い時期に住宅やオフィスの暖房に供給するシステムを導入し、温室効果ガスの排出を削減する研究を進めている。具体的には、高温の地下バッテリー(電気ではなく熱で充電された地下バッテリー)に水を配管し、そのパイプを近くの建物に引き込むことで熱を回収する統合されたシステムで、地域ごとに熱エネルギーを共有し、需要と供給を調整するマイクロサーマルネットワークを活用している。

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中国で進む”雨粒発電”技術「摩擦電気ナノ発電機」

中国の清華大学が雨粒から発電する新技術「摩擦電気ナノ発電機(TENG)」を開発した。TENGは液体と固体の接触帯電を利用してエネルギーを生成し、複数のTENGパネルを連結することで予期しない電力損失を抑える。この技術は雨粒からクリーンで再生可能な電力を供給する可能性を秘めており、雨の多い場所や、従来の水力発電のための川やダムなどから遠い場所での電力供給が期待される。

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低コストで安全な地雷撤去装置「マイン・カフォン」

ボールの形をした地雷撤去装置「マイン・カフォン」には、スパイクとなる吸盤のついた竹の足がつけられている。重さによって風で自由に自走するマイン・カフォンは地雷を踏むと、わざと爆破させて撤去する。爆破によって2〜3本の足が破壊されるだけで、マイン・カフォンは地雷発動後も転がり続ける。GPSで追跡でき、安全な進路を追跡するのに役立つ。生産コストは1台約40ドルで、従来の地雷撤去装置の200分の1のコストだ。

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電動自転車で届く量り売りデリバリー「DAUN」

英国で、電動自転車を利用した量り売りの配達サービス「DAUN」が始まった。ナッツ、穀物、パスタやコーヒーなど、届けてほしい食料品とグラム数を「DAUN」のサイトで選択し注文すれば、1〜3日後に自宅まで電動自転車で直接配達してくれる。商品も高品質で環境負荷の少ないものを販売しており、全て再利用可能な巾着袋に入って届く。一度使用した巾着袋は回収し、洗浄して再利用することで、包装紙の廃棄物も出さない仕組みになっている。

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廃棄を出さないヘッドフォンのサブスクモデル「Repeat」

オランダのジェラルド・ストリート社が販売するヘッドフォン「Repeat」は「使った分だけ支払う・修理が簡単・永久保証」を提供する。ユーザーは一度製品を選び、サブスクリプションを開始すると、途中で何度でも無料で修理を受けることができ、部品の一部が壊れた場合でも、モジュールの交換が可能だ。寿命を迎えたヘッドフォンや、サブスクをやめて返却されることになったヘッドフォンも、同社が回収してさらにリサイクルする。

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CO₂排出量世界最少スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」

アシックスがCO2排出量世界最少スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」の販売を開始した。スニーカーにはサトウキビなどを原料とした複数のバイオベースポリマーを配合したフォーム材やリサイクルポリエステルなど、環境に配慮した素材が使用されている。また、アッパーの補強パーツにはテープ形状パーツを必要量のみカットし、折り返すなどして配置することで、廃棄を減らす工夫もしている。

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菌糸体の力で壁などの建設ごみをバイオ素材に変える研究

米国のスタートアップ企業Mycocycleは、乾式壁廃棄物を分解し、再利用可能なバイオ素材に変えるプロジェクトに取り組んでいる。このプロセスでは、特別に訓練された菌糸体が壁を分解し、分解された素材は充填材やパネルとして再利用できる。このバイオ素材はプラスチックに匹敵する耐久性を持つだけでなく、耐火性と耐水性にも優れている。自然界のプロセスを活用することで、廃棄物を新たな素材に生まれ変わらせている。

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捨てられる牡蠣の殻で紡いだセーター「SeaWell™ Collection」

米国のロング・ワーフ社は牡蠣の殻を使用したセーター「SeaWell™ Collection」 を製造している。リサイクルした牡蠣の殻とリサイクルしたペットボトルを融合させて「rPET糸」を作り、これを天然のラムウールやコットンとブレンドすることで柔らかい素材が生まれる。セーター1着あたり、埋め立て地から回収された牡蠣の殻5個とペットボトル8本が使用されている。売上の一部はカキ礁の種付けのために寄付される。

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竹箸をアップサイクルしたテーブル「TAKEZEN TABLE」

京都発のブランドTerrUPは、年間約43億膳廃棄されている竹割り箸をアップサイクルし、箸で作られたダイニングテーブル「TAKEZEN TABLE」を開発した。竹は繊維が強く、紙製品へのリサイクルは難しいためほとんど廃棄されているためだ。竹割り箸は飲食店から使用済み割り箸を回収し、なるべくロスが出ない方法でアップサイクルしているという。天板4種類、アイアン脚4種類から自由に組み合わせることができる。

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