偏食の子たちが考えたメニューをプロが再現した「想像レストラン」
Play-Dohがロンドンにオープンした「Restaurant of Imagination」では、子供たちがおままごとセットを使用してメニューを創作し、本物のシェフがそれを栄養バランスを考慮しながら実際の料理に変えて提供する。ピザやパスタ、フルーツ、ドーナツなどがメニューのベースとなり、トッピングや形、色などは無限大に変化可能だ。子供たちが自分で食事を選ぶことで比較的好き嫌いが減少するとの結果から、この企画が生まれた。
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捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH」を起点に広がるコミュニティ
NIKKOは捨てられる食器から作られる肥料「BONEARTH」を開発し、これを通じて持続可能な食の未来に貢献するコミュニティ「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY」を立ち上げた。コミュニティメンバーはクラウドファンディングを通じて参加し、BONEARTHを使用した野菜などのリターンを得ることができる。年間12トンの産業廃棄物をゼロにすることや100箇所の食器回収拠点を設置することなど、持続可能な未来を築くことが目的だ。
買えば買うほど自然を豊かにする宝くじ「ミッション・ネイチャー」
フランスで導入された「ミッション・ネイチャー」は、生物多様性保護を目的としたスクラッチくじで、1枚3ユーロで購入できる。当選すれば最大3万ユーロを獲得でき、購入額の一部はフランス政府生物多様性事務局により選ばれた生態系回復プロジェクトに寄付される。くじにはQRコードが印刷されており、アクセスすることでプロジェクトの詳細情報が得られる。一部の批判もあるが、生物多様性保護の広範な認知促進が期待されている。
食糧問題を新たな視点で捉える、北極圏の湖に浮かぶレストラン「Iris」
ノルウェー西部の湖上に位置するレストラン「Iris」では、6時間かけて食事を楽しむ特別な体験が提供されている。客は湖の中央に浮かぶ「サーモン・アイ」と呼ばれる建物に専用ボートで向かい、まず多感覚水中体験を楽しんでから食事を始める。料理は地元の食材を活用し、海洋生態系の保護にも貢献する。Irisのヘッドシェフは、環境に優しい食材を使って人々に愛されるおいしい料理を目指しており、美しさと持続可能性を兼ね備えた食事体験を提供する。
色弱の人々も利用しやすいマクドナルドのメニューアプリ「EatQual 2.0」
インド・マクドナルドは、色弱の人々がより注文しやすいよう、デリバリーアプリとウェブサイト上のメニュー「EatQual 2.0」を始めた。色弱のユーザー向けに「緑-赤」「赤-緑」「青-黄」の3つの色強調オプションが用意されている。ボタンを押すだけでよりはっきりと色が表示されるので、色弱のユーザーも色鮮やかなメニューを見ることができる。各ユーザーに適した色でメニューを表示することで、より多くの情報を得た上で注文を決めることができる。
婦人科に行くことの大切さを伝える映画『わたしかもしれない（仮）』
気象予報士の千種ゆり子さんは、不妊経験からインスピレーションを受けた映画『わたしかもしれない（仮）』の制作資金とプロモーション資金を募るクラウドファンディングを始めた。映画は若い女性に婦人科受診の重要性を伝えるストーリーで、自身の経験を元に制作されている。婦人科への受診をためらう多くの女性がいる現実があるが、女性たちが婦人科を受診する勇気を持ち、不調を解消する一助となることを目指している。
子どもが大人の職探しや納税を体験する、ウィーンの「子どものまち」イベント
ウィーンで開催された、子供たちに大人の社会を体験してもらう「子どものまち」イベント。子供たちは市民登録し、仮想通貨を受け取り、様々な職業を経験してお金を稼ぐ。稼いだお金は現実世界と同じように税金を支払わなければならないほか、投資に回したり、政治に参加することもできる。ウィーン市は子供たちの参加を奨励し、子供と若者に対する取り組みを行っており、彼らが地域社会への帰属意識を高めるのが狙いだ。
足の成長に合わせてサイズを調整できる靴「The Shoe That Grows」
Because Internationalは足の成長に合わせて調整できる靴「The Shoe That Grows」を開発した。創業者が、お金がないために靴を買えないケニアの子供と出会ったことが開発のきっかけだ。トップについているフックの位置をずらすことでソールの長さを変え、サイドやかかと部分のベルクロ（面ファスナー）を締めたり緩めたりすることでサイズを調整できる。この靴はケニアで製造されており、ケニアでの雇用創出につながっている。
オランダ発・地元の学生が気軽に宿題できるホテル「ザ・ソーシャルハブ」
オランダのアムステルダム市中心に位置し、学生向けの住居、ホテル、コワーキングスペースなどを提供する「ザ・ソーシャルハブ」が注目を浴びている。住宅不足とホテル業界の季節性による影響に対処する新しいビジネスモデルで、学生の住居不足とシーズナルな需要変動を同時に解決するものだ。サステナビリティに重点を置き、エネルギー、水、食品廃棄物の削減などの取り組みを行い、環境へのインパクトを最小化し、コミュニティへのポジティブなインパクトを最大化する。
性差別あるあるを気づかせるボードゲーム「No Worries If Not!」
脱毛製品ブランドBillieが開発したボードゲーム「No Worries If Not!」は、女性が日常生活で感じるプレッシャーと社会的期待に皮肉を込めて作られた。このゲームでは、女性が直面している外見や生き方への選択に対する社会的なプレッシャーを通り、ゴールの到達を競う。ゲームは、社会的なプレッシャーと偏見に対する批判的な視点を示すだけでなく、人々が無意識のバイアスを持つことによって他者を傷つける可能性があることを強調している。
