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死んだら森の一部になる「循環葬」

循環葬は、火葬後の遺骨を粉骨し、専用機器で細かく粉砕して森の土壌に埋葬する新しい葬法だ。リン酸カルシウムを含む遺骨は栄養源となり、樹木や土壌に還り、循環するしくみ。森林保全の観点から墓標や墓石を設置することはできない。契約金の一部は森林保全に充てられ、管理費用は無料である。無縁墓への不安を抱えている人が多く、それに伴って永代供養を考える人も増える中、新たな選択肢となる。

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風力発電機の部品を橋にアップサイクルするプロジェクト「Re-Wind」

北アイルランドの「Re-Wind」研究・開発チームは、風力タービンのブレードを歩行者用の橋やカルバート用の小さな橋にアップサイクルするプロジェクトを進めている。2030年までにアイルランド島では450基以上のブレードが寿命を迎え、その処理が課題となっている中、Re-Windプロジェクトは860万トンのブレードを再利用できると予測され、将来的には橋の規模を拡大し、さまざまな用途でのアップサイクルを目指している。

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環境汚染の原因になっていた牛糞からつくる家具

インドネシアのアディ・ヌグラハ氏は牛糞を利用してスツールやランプ、収納ボックスといった家具を製造している。牛の排泄物による環境汚染が深刻化しているためだ。製造方法は牛糞を洗浄して粉末にし、接着剤と混ぜ、成型して乾燥させ、最終的に家具に仕上げる。素材をつくる途中段階で、コーヒーかすやタバコの吸い殻といった廃棄物を混ぜ込み、素材そのものの匂いを消す工夫を施している。

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街中に設置された、木の形をしたソーラーパネル「ソーラーツリー」

モロッコに再生可能エネルギーを提供する「ソーラーツリー」が登場した。政府のグリーンエネルギー推進活動の一環で公共の場に設置され、太陽光パネルを搭載した葉でスマートフォンやPCを充電できる仕組みだ。太陽光パネルとなった葉で、太陽光を電力に変換し、木の幹を通って内部バッテリーに伝導され、人々に電気を供給する。高さがあるため土地を必要とせず、環境への負担も少ないとされている。

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食品廃棄物から作られたグラノーラ「nibs etc.」

二ブズのグラノーラは、英国でシードルを製造する時の廃棄物であるりんごの芯や皮、種を原料に使用したグラノーラだ。3種類のバリエーションがあり、食物繊維やタンパク質が豊富で低糖質である。季節によって異なるりんごの品種を使用し、見た目や味で季節の変化を楽しむことができる。サブスクリプションシステムを導入し、消費者が好みの味と配達頻度を選び、サステナブルな習慣を続けやすくしている。外箱はリサイクル、中の袋はコンポストできる。

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街の自転車が無料のスマホ充電スポットになる「My PowerBank」

ロンドン芸術大学卒業生のデザイナー、ルーク・タルボット氏が開発した「My PowerBank」は、公共レンタサイクルに取り付けられ、25分間自転車を後ろ向きに漕ぐと携帯電話を充電できるモバイルバッテリーだ。公共レンタサイクルはアクセスしやすいものの目立ちにくい場所に設置されており、人目を気にせず利用できる。様々な協会やシェルターなどと協力して、ホームレス状態の人々にこのモバイルバッテリーを無料で配布する計画だ。

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メタンを爆食いするバクテリア「5GB1C」

ワシントン大学の研究者は、メチロツビミクロビウム・ブリュリアテンセ5GB1Cと呼ばれるバクテリアがメタンを大量に吸収できることを発見した。このバクテリアはメタンを食べ、大気から取り除き、一部を持続可能なタンパク源に変換することが可能だ。特に家畜の周りで発生する高濃度のメタンを効果的に減少させる可能性があり、これにより2050年までに地球温暖化を0.28℃抑えられる見込みだ。

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人口1,700人の島国の海洋保全アイデア「海のスポンサー」

ニュージーランド北東に位置する島国ニウエでは、魚の乱獲や海洋プラスチックごみが問題となっている。そこで政府は12万7,000平方キロメートルの広大なエリアを保護する「Niue Moana Mahu Marine Protected Area」を設立した。支援者は1口148ドルで1平方キロメートルの海を、20年間持続して保護するしくみ。資金はサンゴ礁の監視や保全活動に活用される。

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使わなくなったおもちゃを循環させる「The TOY Project」

「The TOY Project」は不要になったおもちゃを集めて病院や学校に提供している英国のNPOだ。ロンドンに店舗を構え、寄付されたおもちゃの一部を販売して活動費を調達する。店舗では「THE PLAY ROOM」と呼ばれるコミュニティスペースも設け、レゴクラブや「レゴプレイセラピー」などを定期的に無料で開催する。近隣の学校にはおもちゃ図書館を開設し、子どもたちがおもちゃに触れられる機会を提供している。

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ドミノピザ、ハプニングや緊急事態時に受け取れる無料の「緊急ピザ」開始

米国のドミノピザが始めた「Emergency Pizza」キャンペーンは、リワードプログラム会員が緊急事態と判断された場合に直径12インチの「ミディアム・ツートッピング・ピザ」を無料で受け取ることができる。注文後、7日以内にドミノリワードアカウントに登録することで、30日以内ならいつでも無料ピザを頼むことができるしくみだ。先行きが不透明な世界の中でも、遊び心を持たせてくれるようなキャンペーンとなっている。

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