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英国発、電子廃棄物をアップサイクルした「ごみ時計」

電子廃棄物(E-waste)の量は増加している。焼却の際に出る有毒ガスは人体への悪影響や環境汚染の原因となっており、非常に危険だ。そんな電子廃棄物の問題を考えるきっかけになる時計を、イギリスのメンズアパレルブランドVOLLEBAKが発表。「Garbage Watch(=ごみ時計)」と名付けられたこの製品は、電子廃棄物となったコンピューターのマザーボード、スマートフォンのマイクロチップ、またはテレビの配線をアップサイクルして作られている。

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水中ロボットで海の底からきれいに。欧州の海洋プラ収集プロジェクト「Sea Clear」

海洋プラスチックの約90%が海底に沈み、海中のプラスチックごみを取り除くのは至難の業だ。ドイツに本拠を置くフラウンホーファー研究機構は、海底に沈んだプラスチックをドローンとロボットを使ってマッピングして収集するというプロジェクト、「SeaClear」を発表した。1台の水中ロボットとドローンで海面と水中のごみをマッピングし、もう一台の水中ロボットがマッピングされた海底ごみを収集して、箱に捨てるという仕組み。AIを使用し海洋生物と区別している。

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IoTテクノロジーの民主化で地域を持続可能に。東京電機大学の地方創生プロジェクト

東京電機大学の研究チームは、テクノロジーとデータを活用したDigital Village Platformというインターネット上のプラットフォームを開発している。Digital Village Platformのひとつ目の役割は、地方創生の取り組みを情報面から支援することだ。そして、もうひとつの役割は、地域課題の当事者がデータを活用したアプリケーションやソフトを販売できる仕組みを使って、地域課題のソリューションを流通させることである。

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作り手は日本の難民。横浜で誕生したエシカルパソコン「ZERO PC」

ピープルポート株式会社は中古のパソコンを修理し、市場に流通させている。修理を担当するのは「難民」の人たちであり、劣悪な労働環境で働いていたり、雇用そのものに困難を抱えたりする彼らに職を与え、支援している。製造プロセスにおいては100%自然エネルギーを使用し、長く使ってもらうために部品の一部を古いものから新品に変えている。しかし、古い部品や再生不可のパソコンはすべてリサイクルするため、廃棄するものはない。

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海を守り、地域を潤す。横浜市のサステナブルな循環型事業「横浜ブルーカーボン」

SDGs未来都市としてさまざまな気候変動対策に取り組んでいる横浜市では、海に生息する海草・海藻類によって吸収・固定される炭素「ブルーカーボン」と、海洋でのエネルギー利活用によるCO2の削減効果にあたる「ブルーリソース」を活用した独自のカーボン・オフセット認証取引制度、「横浜ブルーカーボン」事業を運営している。ブルーカーボンを活用したカーボン・オフセット認証取引制度としては、世界でも唯一となる取り組みだ。

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「青のり」から「あおのり」へ。三島食品のパッケージ変更に学ぶ「正直な会社経営」

1971年から『青のり』を販売してきた三島食品が2020年7月、原材料の変更を理由に、パッケージを青色から黄緑に、商品名を『青のり』から『あおのり』に変更した。気候変動による海水温の上昇や護岸工事による水中の栄養不足により収穫が現象したことが原因だ。パッケージの裏で商品名変更の背景を正直に説明し「必ず戻ってきます」と言った姿勢は、SNSで絶賛されている。

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ドライバーの心と車を充電する電気自動車スタンド

現在世界中で普及が急がれる電気自動車の充電場所として、2019年5月にデンマーク中部のフレゼリシア市に、木をふんだんに用いた「超高速充電ステーション」がオープン。この超高速充電ステーションの目的は、「禅のような快適で落ち着いた雰囲気を提供し、車両とドライバーの両方のバッテリーを充電すること」。充電ステーションは認証済みの木とコンクリートでつくられ、ソーラーパネルが屋根に設置されている。

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保存料なしで食品を2年間そのままにできるパッキング技術

食品ロスの大きな原因の一つには、賞味期限・消費期限切れのものがすぐ捨てられてしまうことがある。こうした問題の解決策として、香港のスタートアップが新たな食品の保存法を開発した。その保存方法とは、包装、ソースやオイルの液体、肉や魚などの固体をそれぞれ別々の方法で殺菌し、無菌状態でパッキングした後に低温殺菌する方法だ。この方法を用いると、調理済み食品の風味、食感、栄養価を、保存料を使わずに2年間維持することができるという。

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ばあばの手仕事で着物を「洋服」にする一点もののファッションアイテム

babanofukuの洋服は、一枚の着物をパーツごとに分解して仕立て直した一点もの。すべて「ばあば」こと松野一二三さんの手仕事でつくられている。洋服をつくる材料となる着物は、自分が持っていたものや、叔母のもの、ご主人の母親のものなど様々。彼女の仕立ての腕前を耳にして「こんな洋服をつくってほしい」と着物を持ちこむ人もいるそうだ。また、着物だけではなく浴衣や帯を材料にすることもあるという。

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立ち小便をリサイクル。尿が水と肥料になる公衆トイレ

欧州には公衆トイレが少なく、屋外での立ち小便による臭いや錆が問題になっている。この問題を解決するため、オランダの会社「UrbanSenses」は、外出先でのトイレ問題を解決しながら尿を有効活用するトイレ「GreenPee」を制作し、アムステルダム市に設置された。尿は臭いを吸収する麻繊維で満たされた容器に集められ、溜まった尿はきれいな水と有機肥料として再利用可能される。トイレにはプランターが組み合わされており、街の緑化にも貢献する。

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