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気候危機を伝える。体温で絵柄が変化するフィンランドのアート切手

市民の気候危機への関心を高めるために、フィンランドの郵便局はある仕掛けをしたアート切手を発行した。それは、熱に反応するインクが使われており、こすったり、指で温めたりすると、気候変動への対策に迅速に取り組まなかった場合にフィンランドにどんな影響が起こるのかを表現したデザインが現れる仕掛けとなっている。気候、鳥、人の移動などが描かれており、例えば、「赤」の鳥の絵柄では骨が表れ、多くのフィンランドの固有種が気候変動によって絶滅の危機にさらされることを表現している。

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日本発・飴でできた食べられるストロー「DLINK STRAW」

国内外で脱プラスチックストローの動きが起こる中、新しいストローのあり方を追求するブランド「DLINK STRAW(ド・リンクストロー) 」が2020年秋に誕生した。第一弾として開発されたのが、「キャンディーストロー」だ。キャンディーストローはパラチニットという砂糖を使用した、体内に入れても安全なストロー。他のストローに比べると口当たりも上質な仕上がりで、ドリンクを飲んでいる間に飴のストローが少しずつ溶け、ほのかな甘さをプラスしてくれる。

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再エネ×ブロックチェーンで気候変動に歯止めをかけるバリのコーヒー「su-re.co」

近年バリ島では、気温上昇や降雨量の変化、海面の上昇などの気候変動の影響が明確にあらわれている。su-re.coはそうした気候変動の影響を受けるコーヒー農家の収入を安定させるべく、「LPGガスに依存しないバイオガスキット」「カーボン・オフセットをブロックチェーンで取引するシステム」を導入した。コーヒー農家に打撃を与える要因を、コーヒー農業のプロセスの中で解決しようとする取り組みだ。

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森林火災にも。カリフォルニア発、消防士を命の危険から守る「無人消防車」

米国西海岸ロサンゼルスでは山火事が多発し、消防活動が頻繁に行われている。火事が起これば消防士はすぐに救出のために火災現場にやってくるが、彼らにとって消防活動は常に危険をはらむ。そんなリスクを減らすのが、ロボット消防車「Thermite RS3」だ。米国に本拠を置くTextron社が製造したこの産業用ロボット消防車は、コンパクトながらもシャーシの幅が広く、毎分約9,460リットルの放水が可能。遠隔操作で高画質なビデオ撮影もできる。

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Pinterest が「文化の盗用」をしないハロウィンを提案

写真共有サービス「Pinterest(ピンタレスト)」は2020年10月、異文化への配慮と敬意を持ってハロウィンを楽しむためのアイデアを集めた「Pinterest ハロウィン特集 2020」を公開した。ピンタレスト内でハロウィン関連の検索があったときに、このハロウィン特集が注意喚起として検索結果のトップに表示される。また、文化を盗用した仮装をおすすめとして表示しないよう、取り組みを進めている。

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開店は夜の7時半。ホームレス支援のビッグイシューが始めた「夜のパン屋さん」

社会の成熟度と仕組みづくりは常に課題を抱えており、コロナ禍でそのひずみが顕在化している中、東京・神楽坂では市民が持てる力を結集させて助け合いの輪をつなぐユニークなプロジェクト、「夜のパン屋さん」が立ち上がった。明日のパンに困る人もいる一方で、せっかくのパンが捨てられている食品廃棄問題にも向き合っている。ビッグイシューの企画で、持続性のある使い方をしてほしい」と寄せられた寄付金をきっかけに始まった企画だ。

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水素を燃料とする、エアバスのゼロエミッション航空機

エアバスは、水素がクリーンな航空燃料として期待できるものであり、航空宇宙や他の多くの産業がカーボンニュートラルを達成するための解決法になると考えている。水素を燃料とする世界初のゼロエミッション民間航空機の3つのコンセプトは、「ターボファン設計」「ターボプロップ設計」「ブレンデッドウィングボディデザイン」だ。

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CO2を回収してシャンプーボトルに変えるロレアルのカーボンリサイクル

フランスの化粧品会社大手・ロレアルは、CO2を原料とするプラ製のシャンプーボトルを発表。まず、産業排出の炭素ガスを回収し、独自の生物学的プロセスを使用してエタノールに変換。次に革新的な脱水プロセスでエタノールをエチレンに変換し、化石由来と同じ技術的特性を持つポリエチレンを製造する。最後にロレアルが、このポリエチレンを使用して、従来のポリエチレンと同じ品質と特性を持つ容器を製造するという仕組みだ。

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使った分だけ森を再生する、世界初の「木製」デビットカード

ロンドンのスタートアップ TreeCardが開発した「木のデビットカード」は、検索するたびに植林される検索エンジンEcosiaのネットワークを通じた、使えば使うほど森の再生ができるデビットカード(Master)だ。販売者が支払う少額の決済手数料からなる収益の8割が、植林事業に使われ、60米ドル(約6,000円)ごとに1本の木が植えられる計算だ。クレジットカードの発行や利用は無料。

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プラスチックが持つ価値を問い直す。海洋プラごみから生まれた工芸品「buøy」

海に捨てられたプラスチックを活用してオリジナルの工芸品を作り、プラスチックが持つ価値やその使い方について改めて世の中に問い正そうとしている企業が、神奈川県横浜市に本拠を置くプラスチックメーカーの株式会社テクノラボだ。長年培った特殊なプラスチック加工・成形技術を生かし、海洋ごみとして劣化した状態のプラスチックを美しいトレイなどの工芸品にアップサイクルし、インテリア雑貨ブランド「buøy(ブイ)」としてプロダクト化を実現した。

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