欧州には公衆トイレが少なく、屋外での立ち小便による臭いや錆が問題になっている。この問題を解決するため、オランダの会社「UrbanSenses」は、外出先でのトイレ問題を解決しながら尿を有効活用するトイレ「GreenPee」を制作し、アムステルダム市に設置された。尿は臭いを吸収する麻繊維で満たされた容器に集められ、溜まった尿はきれいな水と有機肥料として再利用可能される。トイレにはプランターが組み合わされており、街の緑化にも貢献する。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。