英ランカスター大学の学生2人が、都市を吹き抜けるビル風をエネルギーに効率よく変えるタービン「O-Wind」を開発し、2018年ジェームズダイソンアワードを受賞した。O-Wind のタービンは直径25cmの球形で、幾何学的な穴を持つ。形状を球にしたのは、都市ではあらゆる方向から予測不可能な強いビル風が吹き、従来の一方向の風のみを捕らえる風力発電タービンでは非効率的になるからだ。これまで人々が目をつけなかった、都市で吹き荒れるビル風を有効利用するGOODアイデア。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。