米国のスタートアップ企業Mycocycleは、乾式壁廃棄物を分解し、再利用可能なバイオ素材に変えるプロジェクトに取り組んでいる。このプロセスでは、特別に訓練された菌糸体が壁を分解し、分解された素材は充填材やパネルとして再利用できる。このバイオ素材はプラスチックに匹敵する耐久性を持つだけでなく、耐火性と耐水性にも優れている。自然界のプロセスを活用することで、廃棄物を新たな素材に生まれ変わらせている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。