フランスではPAYTと呼ばれるごみ処理制度が広まっており、各家庭のごみ箱にマイクロチップを取り付け、ごみの重量に応じて料金が発生する仕組みが採用されている。この制度により、スマートフォンのアプリと連動して市民は自分が出したごみの量を簡単に確認でき、地方自治体は収集データを活用してごみの発生量を把握しやすくなっている。導入地域では一般廃棄物の30~50%の削減が実現している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。