オーストラリア・メルボルンの中心地に、自給自足かつごみを出さない廃棄物ゼロ生活を可能にする住宅が建設された。3階建てで、2つの寝室と1つの浴室があるこの住宅は、住まいを提供するだけでなく食料を生産し、エネルギーを生成する。たとえばバスルームの隣にはキノコの壁を設置。シャワーの蒸気が壁を通り抜け、菌糸が繁殖しやすい湿度の高い環境を生み出している。キノコが二酸化炭素を発生させ、隣接する吹き抜けに住む緑に栄養を与えるのだという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。