タイのチェンマイには、象のフンを原料とした紙作りを体験できる施設「Elephant Poopoopaper Park」(エレファントプープーペーパーパーク)がある。ここで販売されている紙には、一切木が使用されていない。環境に悪影響を及ぼすといわれる化学薬品を使った漂白もせず、象のフンとサトウキビやバナナなど植物の繊維、商品にはできない紙の端切れ、そして食べられる着色料を混ぜ、ほとんどの工程で機械を使わず手作業で紙作りをおこなっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。