ロンドンに拠点を置くスタートアップの「Cup Club」は、RFIDタグがついた世界初となるIoTスマートカップを用いて、消費者にカップのリサイクルを促すエコシステムを構築した。消費者はCup Clubに参加すると、どのショップでコーヒーを購入したかに関係なく、このプログラムに登録している店舗であればどこでもカップを返すことができる。複数の返却ポイントを用意することでユーザーの参加を容易にしている。紙コップを回収して資源としてリサイクルするのではなく、カップそのものを再利用するという仕組みとなっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。