米国で公開された映画『Corazón』は、携帯を使った双方向コミュニケーションを活用し、臓器提供者を増やす取り組みで注目されている。心臓欠陥のため余命1か月である主人公が次々と直面する困難をとおして、心臓移植にまつわるさまざまな問題を描く。視聴後、観客が携帯を自分の心臓に近づけて心拍を感知させると、サイトやタイムズスクエアのデジタル看板に映し出された、主人公が生き生きとし始めるのだ。サイト上ですぐに臓器ドナー登録もできる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。