EUでは、肥料として使われる家畜の排泄物が水質汚染を引き起こすことが問題視されている。肥料以外の使い道として、オランダ人アーティストは牛糞から抽出されるセルロースから衣類を作る活動をおこなっている。牛の胃の中で繊維が柔らかくなるため、あとから繊維に圧力をかける必要がなく、エネルギー効率が良い。この活動は各種財団から賞金を獲得しており、ファッションショーも開催されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。