コロンビアの首都・ボゴタでは女性人口の30%に当たる120万人が、1日あたり平均10時間を無償のケア労働に割いているという。そこで、ボゴタを徒歩30分圏内で日常に必要なサービスを受けることができるインフラを整える「30分間都市」にするという計画のもと、ボゴタの貧困エリアに「ケア・ブロック」が10ヶ所設置された。さまざまな公的サービスが集約され、保育サービスや託児所、法律相談、心理相談、高校教育、職業訓練などが用意されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。