スコットランドにあるナイトクラブ「SWG3」では、人々の体温を施設の冷暖房に利用する「BODYHEAT」システムを試験導入した。通常の会場では熱気を建物の外に出しているが、SWG3では天井に空気収集器を設置し、フロアにいる人々が出す熱い空気を吸い上げるしくみ。回収された熱は、会場の冷房または暖房のために地中に蓄えられる。SWG3では、年間70トンのCO2排出量を削減でき、2025年にはカーボンニュートラルになると試算している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。