市民の気候危機への関心を高めるために、フィンランドの郵便局はある仕掛けをしたアート切手を発行した。それは、熱に反応するインクが使われており、こすったり、指で温めたりすると、気候変動への対策に迅速に取り組まなかった場合にフィンランドにどんな影響が起こるのかを表現したデザインが現れる仕掛けとなっている。気候、鳥、人の移動などが描かれており、例えば、「赤」の鳥の絵柄では骨が表れ、多くのフィンランドの固有種が気候変動によって絶滅の危機にさらされることを表現している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。