南アフリカのアパルトヘイトミュージアムは、アパルトヘイトの被害者ではない人が当時を追体験できるよう、来館者に対して本人の人種にかかわらず「白人」もしくは「非白人」と書かれたチケットを渡すシステムを導入している。割り当てられた人種に応じて、白人用の入口から入るか、非白人用の入口から入るかが決まる仕組みだ。人種によって使える入口までもが違った、アパルトヘイト時代を再現している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。