セルビアで開発された「LIQUID 3」、600リットルの水槽に藻が入った装置だ。ベンチとして使えるほか、スマホの充電もできる。藻は木より効率良くCO2を吸収できるため、都市部で街路樹を植えるスペースがない場合にLIQUID 3を設置するという。暑さや寒さに強く、装置内で発生したバイオマスを1か月半ごとに取り除いて新しい水とミネラルを入れれば藻が育ち続けるため、特別なメンテナンスも不要だ。取り除いたバイオマスは、肥料として使える。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。