ロンドンで試験的に行われた、歩行者や自転車、車両など道路の利用者の動きに対してリアルタイムで動的に反応するレスポンシブなデジタル横断歩道「Starling Crossing」。例えば早朝の歩行者が少ない時間帯では誰かが接近した場合にのみ横断歩道を出現させ、時間の経過とともに学習した一番安全な横断地点に誘導する。そして午後にパブの営業や映画が終わり、同時に多くの人々が道路を横断する必要がある場合には、増加した歩行者の交通量に合わせて自動的に幅を広げるといった具合だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。