ドイツの芸術大学の学生が、廃棄予定の果物の皮を使って開発した半透明でカラフルなバッグ「Sonnet155」。製作者の地元のジュース工場で余った果物の皮と、同じく地元の繊維工場で余った短いセルロース系繊維から作られている。革のような手触りで、作りたてのバッグはジャムやグミのような香りがするという。使っていくうちに分解されていき、最終的には土や水の中で完全に分解される。使い終わったら植物の肥料にしたり、同じ製品にリサイクルしたりできる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。