米ワシントン大学が赤レンガを蓄電池にして「電気を灯す」方法を開発した。レンガ内部に存在するナノファイバーを使用して、導電性ポリマー(化合物)であるPEDOTと呼ばれるコーティングを作成することで製造が可能。非常用照明等に電力を供給できる建築用ブロックとしての貢献が期待される。また、蓄電機能をもたない太陽光パネルに接続し、発電した電力を貯めるという利用法も想定されている。1時間以内で数十万回の充電ができ、50個のレンガで非常用照明に5時間電力を供給可能。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。