仏トゥールーズ市には人口の約9割が移民で占められている貧困地域がある。そうした地域の学校を段階的に閉鎖し、富裕層の子どもたちが通学する十数校の公立学校へ1時間弱の「バス通学」をさせるプロジェクト「ソーシャル・ミックス」を実施。その結果、中退率が大幅に減少し、成績は約15%上昇した。富裕層の子どもたちも転校することなく、ともに多様性のある学校で学び続けたという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。