ペルーのセメントメーカーのセメント・ソル社が開発した新しい点字ブロック「SightWalks」は、施設の種類を識別できる点字ブロックだ。ブロックには1~10本の縦棒があり、挟まれた横棒の数で施設が識別される。視覚障害者は白杖を使って棒の数を数え、例えば1本ならレストラン、2本なら銀行といった具体的な情報を得られる。セメント・ソルはオープンソースとしてデザインを提供しており、世界中の都市や組織が無料でこのデザインを採用できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。